アンタッチャブルが10年ぶりに復活したことが話題となっています。
長い間コンビ活動を休止していたお二人が並んだ姿は、胸が熱くなりましたね。
しかしながら、コンビ活動がなぜ休止していたのかを詳しく知らない方も多いかと思います。
そこで今回は、アンタッチャブルのお二人がなぜ今まで復活しなかったのか、休止騒動やザキヤマさんがこれまで柴田さんとの共演を拒み続けた理由などをまとめてみました!
アンタッチャブルの休止騒動から現在まで時系列で解説
「そもそもアンタッチャブルってなんで休止してたの?」と思っている方は意外と多いでしょう。
まずはここではアンタッチャブルの休止騒動から復活までを時系列でまとめて紹介させていただきます。
2005年:柴田英嗣に中絶トラブルの過去が報じられる
「M-1
ツッコミの柴田英嗣さんは、2005年10月に「ノーボトム」の元メンバー・二見直子さんとできちゃった結婚をして2人の子供をもうけています。
しかしながら、柴田さんは以前から女性関係がルーズだったことで有名でした。
2005年には、ゴシップ誌『BUBKA』で妊娠した同棲恋人をポイ捨てしていたことが報じられています。
その内容は、
- 7年交際した彼女の妊娠が発覚した
- 当時頻繁に喧嘩していたため柴田は彼女に堕胎をさせた
- 懲りずにその後また同じ女性を妊娠させた
- 結婚間近になると『やっぱり結婚はできない』と言いだした
というひどいものでした。
またこの話を『BUBKA』にリークしたのは、当時の同棲相手でその後柴田さんの嫁となる二見直子さんだと言われていました。
柴田さんの煮え切らない態度に怒って週刊誌にツーショットのプリクラ付きでリークしたという情報も上がっていました。
ただ、二見直子さんもダンサー時代から酒と男好きで有名で、ほぼ毎晩飲みに行っていたため「お互い様だった」との声も出ています。
2010年:柴田英嗣が体調不良で活動休止
ブレイクから数年経ち、レギュラー番組も増えてコンビ活動も順風満帆だったアンタッチャブルでしたが、2010年1月末より柴田英嗣さんが芸能活動を1年間休止することを発表されました。
当初、活動休止の理由は体調不良で「レーシック手術後の合併症による体調不良のため」とされていました。
しかしながら、過去に週刊誌などで女性トラブルが報じられて、遊び人としても有名だった柴田さんでしたから「本当に体調不良か…?」と疑う声が多く上がることに。
2010年:柴田英嗣の活動休止が女性問題と発覚
体調不良をきっかけに1年間芸能活動を休業していたアンタッチャブル柴田英嗣さん。
その後、週刊誌等でその休止理由が女性問題だったことが報じられました。
女性トラブルとは、柴田さんの元彼女が「柴田の嫁から脅迫等の被害を受けた」と訴えたというものでした。(あとで詳細を解説します)
度重なる女性問題に所属事務所の当時の社長である玉川善治さんが謹慎処分を下し、活動休止が決定したのです。
2012年:復活後、活動休止理由が女性問題と認める
柴田英嗣さんは、2012年4月2日からTBSラジオの帯番組『LINDA!〜今夜はあなたをねらい撃ち〜』のメインパーソナリティーを務めることとなり、これが復帰後最初のレギュラー番組となりました。
第1回放送では自身の休業について語り、活動休止が「女性トラブルによる謹慎」だったことを認めました。
週刊誌にありました女性トラブルですか。
引き起こしまして、それでお休みしたんですが…
暴力など警察沙汰になるようなことはなかった。
報道内容を一部認めつつも、暴力等はなかったことを公表しました。
その後出演した2012年5月6日放送の『サンデージャポン』でも同様の説明をしています。
この時は、女性問題の噂の一つとして
「柴田が不倫相手を妊娠させて中絶を迫った」
「爆笑問題の田中裕二の前妻に手を出したから」
などといったものもありました。
これらは否定していますが、女性にだらしないイメージは定着してしまいました。
謹慎は解けたものの、コンビとしての活動は事実上休止状態となりました。
2015年:『ダウンタウンなう』で警察沙汰を認める
活動休止からしばらく経った2015年10月9日に『ダウンタウンなう』に出演した柴田英嗣さん。
1年間の休業の真実として「実は冤罪で逮捕されていた」と告白されています。
※番組テロップでは、「実際には逮捕ではなく事情聴取でした」と記載
活動再開直後は「警察沙汰になるようなことはなかった」としていましたが、また新たな真相が語られました。
その後、東京スポーツの取材で詳細が語られ、
- 以前彼女だった女性とのトラブルが発生
- その女性が「柴田の妻から脅迫等の被害を受けた」と警察に訴えた
- 女性の主張は認められず、柴田も身の潔白を証明した
- 実際には逮捕ではなく事情聴取であった
- しかし、女性問題を何度も起こしていた柴田に対し、玉川善治社長が謹慎処分を下した
といったことが語られていました。
2016年:柴田嫁とファンモン加藤のW不倫騒動、離婚へ
活動復帰した柴田英嗣さんでしたが、また新たな騒動が取りざたされました。
それは、嫁とファンキー加藤さんのW不倫。
2014年末にファンキー加藤さんの後輩が開いた飲み会に柴田さんの嫁(当時)が参加したことがきっかけで出会った二人。
ファンキー加藤さんは柴田さんの嫁と知らずに手を出して、W不倫関係となってしまいました。
その後二人の間には子供ができました。
柴田さんの嫁は「好きな人ができて、ちゃんと彼とお付き合いしたいから別れましょう」切り出し柴田夫妻は離婚。
ですが、ファンキー加藤さんは本妻を選び、W不倫が実ることはありませんでした。
両家の結婚や不倫を時系列でまとめると、こんな感じとなります。
- 2005年10月:アンタッチャブル柴田と二見直子がデキ婚
- 2013年4月15日 ファンキー加藤と元マネージャーの一般女性が結婚
- 2014年末:ファンキー加藤と柴田の嫁が知り合い、不倫関係に発展
- 2015年2月:ファンキー加藤と加藤嫁の間に第1子男児が誕生
- 2015年5月:柴田と嫁が離婚
- 2015年9月:柴田の元嫁がファンキー加藤との子供を妊娠
- 2016年6月7日:不倫報道・ファンキー加藤が謝罪会見
- 2016年6月中旬:柴田の元嫁が加藤との子供を出産
- 2017年2月:加藤の妻が第2子を出産
なかなかのゲスさから、当時はかなり話題になりました。
現在、柴田さんの元嫁は、柴田さんとの間にできた子供2人と、ファンキー加藤さんとの間にできた子供1人をシングルマザーとして育てています。
2016年:『さんまのお笑い向上委員会』でさらに詳しく告白
嫁のW不倫騒動から徐々に好感度を取り戻した柴田英嗣さん。
2016年5月14日放送の『さんまのお笑い向上委員会』に出演した際には、過去の謹慎騒動についてさらに詳しい内容を明かしました。
番組で告白された内容はこんな感じ。
- 柴田(当時結婚していた)が元カノと偶然再開し、浮気をしてしまった
- ただ、浮気1回限りでその後は会っていない
- 元カノが柴田の後輩と付き合っていたことが分かり、三角関係のようになって揉めてしまった
- 元カノは「柴田の嫁に1日30通近く脅迫めいたメールを送られた」と警察へ通報
- 結果、元カノがの主張は認められず、柴田も身の潔白を証明できた
数年かけて情報を小出しにしたり、内容が変わっているので(警察沙汰ではないと言ったり)こちらもモヤモヤが残ります。
ただ、元嫁が不倫してくれたおかげ(?)で柴田さんの好感度が相対的上がるような形となり、風向きはよくなったと言えますね。
2019年12月:脱力タイムズで10年ぶりに復活
柴田英嗣さんが復帰したものの、コンビでの活動は一切なくなっていたアンタッチャブル。
「解散はしないけど復活はしない」という状態が長年続いていましたが、ついにコンビ活動を復活させました。
10年ぶりの復活の場となったのは、2019年11月29日放送の『全力!脱力タイムズ』。
視聴率稼ぎせずしれっとアンタッチャブル復活させた脱力タイムズ
漫才前「ありがとうございます!」と深くお辞儀をした柴田
漫才を早めに切り上げようとするも「まだ終わりませんよ」とケツまで続けるザキヤマ
皆素晴らしすぎる!
柴田さん番組終了後、地べた倒れ込む程嬉しかったんだろうなぁ…w pic.twitter.com/Zn4s6eA9ig
— みちゃき( ・ㅂ・)وソウゴヨウ! (@michaki_14dr) November 29, 2019
ザキヤマさんと親交の深いくりぃむしちゅーの有田哲平さんがMCを務める番組で、そこにゲストとして柴田英嗣さんが出演されました。
これまでこの番組では、ゲストが柴田さんで「アンタッチャブルとして漫才を披露する!?」という流れでザキヤマさんではない人が登場する流れが何度もありました。
過去の放送では、バービーさん、小梅太夫さん、ハリウッドザコシショウさんがザキヤマさん役で出演され、今回は俳優の小手伸也さんが登場しました。
ところが、うまく漫才ができず小手さんが一度はけることに。
そして再び小手さんが登場する、と思いきや、サプライズで本物のザキヤマさんが登場したのです。
まさかの登場に驚きまくった柴田さん。
10年ぶりに披露した漫才は2003年のM-1グランプリ(結果は3位)で披露したファストフード店のネタでした。
その後2019年12月8日放送の『THE MANZAI2019』にも出演。
本格的にコンビ活動を再スタートすると見られています。
アンタッチャブルが復活しない訳は何だったのか?
10年ぶりにコンビ活動を復活させたアンタッチャブル。
ですが、逆に言えば「なんで10年も復活しなかったんだろう」って感じですよね。
ここでは、アンタッチャブルが復活しなかった訳を考察していきたいと思います。
アンタッチャブルが復活しない訳①:所属事務所社長の急逝
もともと、柴田英嗣さんの謹慎は所属事務所『プロダクション人力舎』の社長である玉川善治さんが下したものでした。
当初は、2010年1月から1年間の活動休止の予定でした。
しかし、2010年6月11日に玉川社長はくも膜下出血のため急逝。
事務所は体制を整えることが最優先事項となり、柴田さんの謹慎処分の解除は後回しになってしまいました。
そのため、活動再開まで2年がかかってしまったのです。
アンタッチャブルが復活しない訳②:ザキヤマが柴田に条件を出していた
柴田英嗣さんは2015年10月9日に『ダウンタウンなう』に出演した際に、ザキヤマさんから条件を出されていることを明かしていました。
番組では「相方からコンビ復活を拒否されているのではないか?」という質問が投げかけられました。
ここで、柴田さんがザキヤマさんからこんな話があったことを明かしたのです。
松本人志:そりゃそうよね。だってホントに(ザキヤマ側が)嫌やったら、多分もう事務所別々になってるはずやもんな。
柴田:始めのうちは話しましたよ。急に戻ってきたからって一緒にやったら(ザキヤマが)『何か俺が手を差し伸べてるみたいでキャラにも合わないよね~。』みたいな。
だから、『お前の実力で何とか俺んとこまで来てくんない?』みたいな。
そしたら、『勝手に周りがブッキングするでしょ?』みたいな。
で、それでやろうって言って、少しずつ自分が今山崎に追いつけるようにやってるんですよね。
ザキヤマさんがこれまで時間をかけて作り上げてきたのは、自由奔放で明るいキャラクター。
柴田さんに優しく復活を持ちかけるのは、イメージに合いません。
ですから、自分たちが動くよりかは周りがブッキングをしてくれる状態を作り上げようと考えたのです。
「2人をコンビで使いたい」とテレビ側に思ってもらえるように、個々でしっかり活躍をすることを約束したという訳ですね。
ザキヤマが柴田を許さない理由は女性問題だったのか?
これまで週刊誌などでは
「ザキヤマが柴田との復活を断固拒否している」
「ザキヤマが共演NGを出して不仲状態に」
などと、ザキヤマさんが柴田さんの女性問題をどうしても許せずにいたということが報道されていました。
しかしながら、これまでのアンタッチャブルのお二人の発言などを見ると、そんなこともないようです。
上で紹介した『ダウンタウンなう』の他にも、色々と2人の仲が分かる発言が見つかりました。
●2015年10月9日『ダウンタウンなう』
浜田雅功:ただでも、復活したんやったらもっと一緒にやればええやんか、っていう話も…。
柴田:いやだからそこなんですよ、悩みは!
浜田雅功:世間は思ってるよ多分。『何でやれへんのやろ?』って。
柴田:思ってるんですかね?あんま実感が無いんですよ…。
浜田雅功:ゴメンやけど、あいつが拒否してるとかじゃないの?
柴田:それは、全然ないです!
坂上忍:えぇ、違うの!?
浜田:あぁ、そうなんや!
柴田:どのタイミングでどうやったらいいかな~ってのも、結構話し合ったりしてるんです。
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浜田雅功:(コンビで)オファーがあったらどうする?オファーがあったら!
柴田:オファーが…。今のところは山崎と『とりあえずはやらない』って言ってましたけど。
でもどうなんでしょうね、山崎とも話してるんですよ。どのタイミングでどういう風にやろうか?みたいな。
坂上忍:あっ、話してんだ!へぇ~…。
柴田:まぁ、単独ライブみたいのが良いのかなー、みたいな。
テレビとかだとプレッシャーかかっちゃうから、そういうので100人200人のお客さん集めてやれたらいいかな~、みたいな。
●2019年1月16日放送『ナカイの窓』
指原莉乃:相方さんは祝福してくれたんですか?(2015年8月に結婚したザキヤマの話題)
ザキヤマ:祝福してくれてますよ。
『おめでとう』『ありがとう』みたいな感じになってから、ちょっとウチの相方がいろいろトラブって、トラブったというか、いろいろファンキーな流れになっちゃったんでね…
中居正広:アンタッチャブルはいつぐらいから再始動?
ザキヤマ:いやあ、どうですかねぇ。見たい?
中居正広:見たいは見たいよね!
指原莉乃:(柴田と)今でも連絡は取り合ってるんですか?
ザキヤマ:まあ、ちょこちょこと…
●2019年11月16日放送『さんまのお笑い向上委員会』
柴田:皆、本当に勘違いしてる。うちは本当に仲が良いんですって!
土田晃之:柴田がこの番組で言ってるだけで、ザキヤマからは一切(仲が良いとは)聞かないもん。
柴田:言わない性格なだけ。あとは俺のちょっとちょっとのニュースが嫌なだけ。生き方が嫌なだけ。
月に1回ないし、2カ月に1回くらい飲みに行ってるんですよ。
土田晃之:じゃあなんで一緒にテレビに出ないの?
柴田:山崎に聞いてくれよ!
これらを見ると、不仲というよりかはひたすらタイミングを見計らっていたという表現が正しいですね。
やっと共演が叶ったということは、ザキヤマさんが柴田さんが自分と同じ場所まで上がってきてくれたと判断したのでしょう。
これからバラエティ番組への出演や単独ライブなども本格的にスタートさせるのでしょう。
今後のコンビ活動から目が離せませんね!