2020年も寒さが厳しくなってきました。
肌寒くなってくると気になるのは
・今年の冬は寒いのか?
・本格的な寒さがいつから始まっていつまで続くのか
ということだと思います。
そこで今回は、2020〜2021年の冬の暑さはいつまで続くのか現在分かっている予想を紹介させていただきます。
2020〜2021年の気温予想!寒さのピークはいつ?
まずは、気象庁から発表されたデータなどをもとに、今後3ヶ月先の天気や気温の予想をまとめてみました。
2020〜2021年の天気予想
まずは天気の予想から。
●11月
- 北日本日本海側:平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い
- 東・西日本日本海側:平年と同様に曇りや雨の日が多い
- 北・東・西日本太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
- 沖縄・奄美:天気は数日の周期で変わり、期間の後半は平年と同様に曇りや雨の日が多い
●12月
- 北日本日本海側:平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない
- 東日本日本海側:平年に比べ曇りや雨または雪の日が少ない
- 西日本日本海側:平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い
- 北・東・西日本太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
- 沖縄・奄美:平年と同様に曇りや雨の日が多い
●1月
- 北日本日本海側:平年に比べ曇りや雪の日が少ない
- 東・西日本日本海側:平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない
- 北・東・西日本太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
- 沖縄・奄美:平年と同様に曇りや雨の日が多い
全国的に11月は曇りや雨の日が多め、12月・1月は曇りや雨の日が少なめとなる予報です。
2020〜2021年の降水量予想
続いては、降水量の予想です。
2020年11月から2021年1月までの降水量予想(%)は以下の通りです。
(引用:https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2020/10/23/10264.html)
2020〜2021年の気温予想
続いては、気温の予想です。
2020年11月から2021年1月までの気温予想(%)は以下の通りです。
(引用:https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2020/10/23/10264.html)
11月は、日本付近は暖かい空気に覆われやすくなり、気温は全国的に平年並みか高い見込みです。
12月は、沖縄や西日本を中心に寒気の影響を受けやすくなります。
気温は沖縄・奄美、九州から関東は、平年並みか低い見込み、東北や北海道は、ほぼ平年並み。
1月は、沖縄を中心に寒気の影響を受けやすくなります。
気温は、沖縄・奄美、九州から関東は、ほぼ平年並みの見込み、東北と北海道は、平年並みか高くなると予想されています。
(引用:https://tenki.jp/long/three_month/)
11月は全国的に平年並みか高く、12月は沖縄・奄美、九州から関東は、平年並みか低くなり、1月も冬らしい寒さになると予想されています。
寒さのピーク時期はいつごろ?
2020〜2021年の冬の気温は、12月以外は平年並み〜平年より高いという予想です。
ということで、平年のデータから寒さのピークを予想していきたいと思います。
こちらも気象庁のデータを紹介させていただきます。
(引用:https://tenki.jp/long/three_month/)
こちらは東京、仙台、札幌の旬ごとの平均気温の平年値です。
平年のデータで特に寒さの厳しい時期は、1月下旬の前後となっています。
2020年〜2021年もこの時期がピークとなる見通しです。
2020〜2021年の寒さはいつからいつまで続く?
2020〜2021年の寒さはいつまで続くのでしょうか?
一般的に、人間が寒さを感じる温度は
- 肌寒い温度:15℃から22℃
- 寒いと感じる:8℃から14℃
となっています。
寒さを感じる気温の目安が分かったところで、先ほどのデータをもう一度見てみましょう。
(引用:https://tenki.jp/long/three_month/)
ここから判断すると、平年の寒い時期は
- いつから:10月下旬
- いつまで:4月中旬
この頃と言えますね。
2020〜2021年は平年と同じか低めですので、寒さが続く期間は東京は11月上旬〜4月中旬くらいになりそうですね。
2020〜2021年の冬の寒さの原因は?
2020〜2021年の冬の寒さは、
- ラニーニャ現象
- 北極振動
この2つが影響すると考えられています。
ここでは2つの現象について詳しく解説をしていきたいと思います。
2020〜2021年のラニーニャ現象
2020年11月10日発表のエルニーニョ/ラニーニャ監視速報によると、「ラニーニャ現象」が継続して発生しており、冬にかけて続く確率は90%と予想されています。
(引用:https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2020/10/23/10264.html)
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象のことです。
ラニーニャ現象が発生している時には東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積します。
このため、インドネシアやフィリピン付近の海上で積乱雲が一層盛んに発生し、この影響で偏西風は蛇行が大きく、日本付近では南に蛇行して寒気が日本付近に流れ込みやすくなります。
2020〜2021年の北極振動
冬の北半球の大気の大きな流れとしては、北極振動があります。
北極振動には
- 正の北極振動
- 負の北極振動
2つの動きがあります。
正の北極振動は、北極域で気圧が平年より低く、中緯度(日本が位置する場所)で高くなるため、この影響で日本では温和な天候が続きます。
負の北極振動は、北極域で気圧が平年より高く、中緯度で低くなるため、この影響で日本では寒気が流れ込みやすくなります。
ただ、この北極振動は予測が難しく、3ヶ月予測などでは反映されていません。
つまり、現在は平年並み〜平年よりも高い、と予測されていても、急に寒気が流れ込んでグッと寒くなる可能性もあるということです。
夏に比べて冬の予測は難しくなっていますが、寒くなることには変わりはないので、しっかり備えておきましょう。