2019年9月5日、サッカー日本代表の親善試合として、日本対パラグアイ戦が行われました。
試合は2-0で日本が勝利したものの、結果以上にある行為が話題になっているようです。
それは、中島翔哉選手のリフティング。
サッカーに詳しくない人は「え?リフティングっていけないの?」と思われる方も多いことでしょう。
そこで今回は、サッカーの試合中のリフティングが挑発行為となるのか、なぜ侮辱や煽りと判断されてしまうのかを解説させていただきます!
サッカー日本代表の中島翔哉のリフティングが話題に
2019年9月5日に行われた、サッカーの日本代表戦。
その試合途中、日本代表の中島翔哉選手がリフティングをしたことで相手選手からタックルを受けるシーンがありました。
ここでは実際の動画を紹介させていただきます。
中島翔哉のリフティングに海外選手がマジギレ
前半終了間際、中島翔哉選手は左サイドのハーフウェーライン付近でボールをもらいました。
完全フリーだったこともあり、ボールを浮かせたリフティングドリブルを披露。
すると、この行為に相手選手がブチ切れたのです。
#daihyo
中島のリフティングにパラグアイの選手を本気にさせたw#キリチャレの日 pic.twitter.com/xwJGtLmbs0— ルイモコ (@IER81RA4BKD57ux) September 5, 2019
後方からパラグアイのFWアルナルド・サナブリア選手が危険なタックルをお見舞いしています。
倒れ込んだ中島翔哉選手でしたが、さらにFWのデルリス・ゴンサレス選手らも詰め寄ってなにやら怒号を放っているのが分かります。
動画の24秒あたりでは中島翔哉選手が相手選手の肩に手を置いていますが、勢いよく払いのけられていますね…
このシーンからも相手側がかなり苛立っていることが分かります。
中島翔哉は試合後にリフティング行為を謝罪
試合中にリフティングをしたことで相手選手から厳しい洗礼を受けた中島翔哉選手。
ハーフタイムで交代し、前半のみのプレーとなりましたが、強烈なインパクトを残しました。
試合後のインタビューでは、リフティング行為についてこうコメントしています。
いや、特に何も考えてなくて、ただああいうプレーで気分を害した人がいるんだったら、全然僕はそれを目的にしてないんで、謝りたいと思いますし、ただまあ相手チームの選手は怒ってたので、謝りました。
(引用:Yahoo!ニュース)
まあ、これは本音でしょう。
悪気がなくてやっているからこそ、相手が激おこ状態でも「まーまー気にすんなよw」みたいなノリで肩ポンができるのでしょう(´・ω・`)
念の為動画をもう一度…
#daihyo
中島のリフティングにパラグアイの選手を本気にさせたw#キリチャレの日 pic.twitter.com/xwJGtLmbs0— ルイモコ (@IER81RA4BKD57ux) September 5, 2019
肩ポンは24秒あたりです。
23秒あたりから見ると、中島翔哉選手が笑顔なことも分かりますw
この鈍感さというかハートの強さというのは、中島翔哉選手の良さでもあります。
ただ、今回はそのハートの強さが裏目に出てしまったようですね。
中島翔哉の試合中のリフティングにネットの反応は
中島翔哉選手が試合中のリフティングドリブル、そして相手選手の危険タックルについての国内外の反応を見てみましょう。
中島翔哉のリフティングにネットの反応は
まずは、日本国内のネットの反応です。
中島のリフティングの件でそんなに荒れてるの?ホームでの魅せるプレーはいいと思うけどな
— える (@el_real29) September 6, 2019
昨日見てて中島翔哉がリフティングやり始めた瞬間これダメだろ、と思ったら秒で報復食らっててそりゃそうだわなとなってた
— うぉっち (@k_watch_niso) September 6, 2019
中島が完全舐めプでリフティングし始めたと思ってる奴いるなら、それは間違いだよ。現に今までの試合でも何度かリフティングするシーンはあったからね。
本人としてはボールの感触を確かめたり、純粋にサッカーを楽しんでるだけだと思うよ。この前の情熱大陸見たか?マジのサッカー馬鹿だぞ()— RedsVoltage (@izaya_syoui) September 6, 2019
中島の今のプレーは誰かがやめさせなきゃダメだ。あんな挑発したらケガさせられても仕方ない。あのタックルで大怪我したらただの自業自得だ。絶対にやるべきじゃない。#日本代表
— おにく (@029oniku2929) September 5, 2019
中島のリフティング、そんなに挑発的か?
中島を責める必要があるくらいの挑発なんか?
リフティングっていうより、なんならドリブルやんけ— 千歳 (@aoba_city) September 6, 2019
中島の試合中でのリフティングは相手を侮辱する意図はなかったとしてもそう受け取られてもおかしくないプレーだと思う。
それにこの次はW杯予選があり、本人もポルトで定位置掴まなきゃいけない時期なのに、親善試合であぁいうプレーしてもし大怪我したらと思うとまぁやる必要性がないプレー。— Yuki (@yukikiki_26) September 6, 2019
サッカーに詳しい方から見たら、試合中にリフティングをやることがいいことではないのは常識のようです。
あまり詳しくない方からは「なんで?リフティングぐらいで?」という声も上がっています。
中島翔哉選手については、ただただボールの感覚を確かめていたのか、自分自身が楽しんでいたのか、はたまた観客を楽しませようとしていたのか、「とにかく悪気はないだろう」という見方をする声が多かったです。
中島翔哉のリフティングに海外の反応は
続いては、海外の反応を見てみましょう。
●アメリカ
●ポルトサポ
●ポルトガル
●ブラジル
●フランス
●ユナイテッドサポ
●オーストラリア
あれだけ相手選手たちが怒っていたので海外でも中島翔哉選手が大バッシングを受けるのかと思っていましたが、案外そんなことはなかったようです。
全体的には中島翔哉選手のことよりも、タックルをしたパラグアイの選手を批難するコメントが目立ちました。
中島翔哉選手に対しては相手を挑発する行為はやめた方がいいと苦言を呈するコメントもありましたが、国内よりも海外の方が優しいコメントが多めです。
サッカーの試合中のリフティングがなぜ挑発行為になるのか?
中島翔哉選手のリフティングが批判されていますが、なぜサッカーの試合中にリフティングをするのがNGなのでしょうか?

サッカーファンのコメントなどをみると、
- リフティング=ボール遊び
- 真剣な試合中に行うのは相手への挑発行為
こうした捉え方がされているようです。
つまり、試合中に特に必要でもないリフティングをするのはマナー的によろしくないということなのですね。
同様の理由で、世界ではネイマール選手なんかも槍玉に挙がることが多いです。
ネイマール相手を挑発ww pic.twitter.com/3pfL257Kfq
— 半端ないって! (@phey_o) June 1, 2015
自軍がリードしているタイミングでヒールリフトをしたため、舐めプ(=舐めたプレイ)と取られて大バッシングを受けることとなりました。
今回も、日本が前半で2得点をあげてリードした状態で、リフティングが出たために相手選手が挑発や侮辱行為に受け取ったということですね。
南米やスペインでは挑発行為への対応が厳しい
サッカーの試合中のリフティングは、相手への挑発や侮辱行為と捉えられていることが分かりました。
これに加えて言えるのは、選手への当たりの厳しさには地域差があるということです。
特に、南米やスペインのチームというのはサッカー先進国としてのプライドがかなり高めです。
そのため、相手が舐めたプレイをした時には容赦無く当たってきます。
「削る」と言われるスライディングやタックルで相手を強引に止めに行く行為もガンガン行われます。
これはサッカー選手なら当然分かっていることだと思います。
中島翔哉選手も悪気はなかったとはいえ、常識として知っておいた方がいいことでしたね。
(全部知った上で強気に挑発したという可能性もゼロではありませんが)
時には強気なプレーで相手に対抗することも必要ではありますが、怪我のリスクを考えても危険な行為は避けるべきでしょう。